縦列一直線

①:同じ縦列にカードが2枚以上存在する場合、 このカードはその縦列の自分フィールドに特殊召喚できる。

【機界騎士について】新ルールから現在まで

こんにちは。RAMです。
今回は新ルール後からこれまでの機界騎士についての記事になります。
前期も環境序盤に優勝できたものの、結局ブログを書かずに終わってしまったため改めてまとめることにしました。

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■はじめに
機界騎士も登場から丸3年が経ちますが、ここまで使い続けられるのは嬉しい限りです。
2020年4月にはマスタールールが改定され、機界騎士にとっても大きな変化がありました。
本記事では新ルール後から現在の環境(2020.10)までの機界騎士について書いていくこととします。
デッキや採用カードを1枚ずつ解説していく形式ではないので、いつもの半分くらいのボリュームです。
 
■10期から11期へ
リンクロスとイヴにより、10期最後の環境では間違いなく歴代で1番の強さを誇っていた機界騎士ですが、その2枚の禁止とルール改定により大打撃を受けることとなりました。
1度力を手に入れたテーマが規制により弱体化してしまった場合、全盛期を知っているが故にその後に使い続けていくことは虚しさも少し感じてしまいますよね。
 
2020.01環境 【星遺物機界騎士】についてはこちら

ひとえに"大打撃を受けて弱体化した"といっても、果たしてどんなところが弱くなっているのでしょうか。
ここで2020.04からのルールとレギュレーションの改定で変化した点について振り返ってみることとしましょう。
 
◆新ルール、新制限で変化したこと
①列が揃えづらくなる
EXモンスターゾーン以外にも融合SXモンスターが好きに出せるようになったため、列が揃えづらくなりました。
EXゾーンの前にとりあえず魔法・罠を伏せておいても"相手に列形成を強要させる"ことは困難となり、特殊召喚の条件が満たしづらくなったのです。
 
②深層の拘束力が低下
上記と同じ理由で、EXモンスターゾーン前での待ち伏せがし辛くなりました。十二獣なんかは重なるたびに移動されるので妨害が全く追い付きません。
環境にはリンクを多用しないデッキも増えたため、このカードの信頼度は格段に落ちることになります。
 
③ギルスがチューナー化しづらい
リンクロス禁止により下向きマーカーが用意しづらくなりました。
先攻でのチューナー化は余分にリンク1が必要となったため、展開の幅が狭まりました。
 
④リイヴのパワーが半減
リイヴ1体でリンクできなくなったため、除去効果のパワーが半減しました。
チェーンの組み方で無効効果を持った置物を確実に処理できていましたが、今ではそれにも一苦労です。
 
⑤星遺物へのアクセス手段が激減
イヴ禁止により、サブギミックから機界騎士にアクセスすることがほぼできなくなりました。
安定性の低下はもちろん、単体で完結していない囁き、至る鍵を妨害として採用することは現実的ではなくなります。また、《星遺物-『星杯』》を落とすまともな手段もほぼギルスに限られることに…
 
下の画像は【星遺物機界騎士】の動きを視覚化するために作成したものですが、今では構築不可能になっているのは一目瞭然です。

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と、ざっと記載しただけでもこれだけのハンデを抱えることになっています。
ちなみに強くなったところはないです。 

…本当にどうしても強いて言うなら、妨害効果を持ったシンクロモンスター等を採用しやすくなったところでしょうか。
これまではメインゾーンに機界騎士以外を置いてしまうと深層に穴を空けることになるためなかなか採用できませんでした。
新ルールでは、マーカーがなくても明星の真下にそのまま出せるため、これらの点は少し新ルールの恩恵を受けています。
弱体化に比べたらこんなのはどうでもいい誤差ですが

■2020年7月以降
これらの変化をうけ、2020年7月の環境ではスクラップギミックを採用した型を使用していました。
朝霞cs優勝時の構築はこちら

①この時はギルスが3枚使用できたため、メインギミックからアクセスできるサブギミックであること(=ハリファイバー)
②なるべく割くスロットが少ないこと
を重視することとし、極力少ない不純物でギルス1枚から盤面を剥がしつつライフを8000削りきれるスクラップを組み込むこととしました。
また、機界騎士の強みのひとつとして環境的にも強かったセンサー万別を採用していたため、適用中に展開できるのも非常に優秀だと言えるでしょう。
(
その場合はもちろんギルス1枚からでは動けませんが)

◆先攻構築の理由
後に先攻、後攻両方の型を使い分けて使っていくことになりましたが、環境一発目の朝霞CSでは罠の多い先攻構築をもっていくことになります。
機界騎士といえば列がないと動けないことから、”後攻デッキ””後攻取らざるを得ないデッキ”というイメージが強いわけですが、主な理由としては以下の3点があげられました。

①多様な環境で後手からの対策が困難
後攻デッキは当然ながら先攻で相手の作った盤面を捲っていく事になるわけですが、環境が多様=捲る必要のある盤面も多様となり、後手からの対策が困難でした。
新制限最初のcsで、分布がほぼ読めなかったというのもあります。
 
②リソース勝負が重要になりそうな環境
環境のなかには適度な妨害を構えながらリソースで勝負してくるデッキも多々存在していました。そういったデッキに対してはをいかに循環させアドバンテージを稼ぐかが重要になると考えてたため、より安全に、1ターンでも多く紫を回すよう積極的に先攻をとることとしました
 
③センサー開いてイージーウィンの環境
当時の環境ではセンサー万別で機能停止するデッキが多かったため、魔封じ等も含めて先攻でそれらの強力な罠を構えれば一気に試合の主導権を握ることができるのではないかと考えました。
 
以上が先攻構築とした理由ですが、これは「機界騎士は先攻でも戦える!」というポジティブなものではなく、「環境割れてて後攻きついし、リンクロス禁止で全体的なデッキパワーも落ちてるから先攻でもなんとかなるやろ」という消去法的な面での先攻選択であることは否めません。
個人的には機界騎士で先攻を選択することはあまり意味がないと思っていますし、直接的にアドバンテージを稼げる蒼穹を2枚しか採用しないことも微妙です。
罠デッキなのにドロソもないし先攻で機能しないカードも多過ぎます。
 
…と、色々言いましたがこの時はそれ以上に後攻が厳しく、逆に先攻での永続が強い環境だったのです。
また、センサーをうまく扱える中速デッキが他に存在していなかったため、十分に差別化できるとも考えました。
 
■新弾発売から制限改定
2020年8月には新しいブースター「PHANTOM RAGE」が登場し、環境にも少し変化が訪れます。
また、10月の制限改定ではドラグーンとギルスの規制により【オルフェゴール】が環境を退くこととなりましたね。

①十二獣の流行
新弾で登場したアーゼウスの力もあり【十二獣】が流行し始めます。
アーゼウスは列形成のためにセットしたカードと機界騎士をまるごと吹き飛ばしてくるうえ、同一ターンに複数回それをやられるわけですから従来の機界騎士では到底対処しきれません。
1度ならまだやりようがありますが、4素材、6素材となるともう地獄です。
また、永続効果によりダイレクトを可能とするワイルドボウの存在から深層も妨害として機能せず、「複数素材のアーゼウス」という大きな課題を克服できなければ機界騎士を使用すること自体が難しい環境と考えました。
 
②汎用パワカのメイン採用
トップシェアであった【十二獣】【召喚ドラグマ】を中心にパンクラやコズミックサイクロンなどの機界騎士にとって厳しい汎用カードがメインから採用されることが多くなりました。
他にも魔封じ、センサー等が刺さるデッキは多々あったものの、永続プランはほぼ信用できないものとなり、先攻で質の高い妨害を用意できない機界騎士で先攻を取ることは無意味であると判断せざるを得ませんでした。
 
③ギルスの制限化
前期でオルフェが暴れたためギルスの規制はほぼわかりきっていたものでした。
1枚は使えるものの、機界騎士でのギルスの役割は1試合に2回あるため1枚と2枚では大きく話がかわってきます。
1枚になったことによりギルスを中心とした構築は現実的でないと判断し、他の型を使用することとしました。
 
◆この環境で機界騎士を構築するには
しばらくは【電脳堺】や【カラクリパラディオン(?)】で遊んでいたものの、根がファンデッカー故に好きなテーマで夢をみたくなるものです。
前述した課題をどうすれば克服できるか考え、「十二獣(アーゼウス)に対抗できること」「ギルス1枚でも支障がでないこと」を中心に構築することにしました。
  
◆候補とした型の一例
①スクラップ機界騎士
盤面を荒らしながらリンク数を伸ばせるスクラップギミック自体の評価は変わらなかったため、リサイクラーを採用することで続投させることを考えました。
妨害としてもマスカレーナがあればとりあえず召喚権を潰すことはできますね。
ただ、ギルス1枚からできることがリサイクラーだとオライオン、ジェット等を採用しなければならず"小スロットで不純物を抑えた構築"にまとまらなくなり、大会環境で使用するにはそもそも型として厳しいものであると判断しました。
スクラップまぜの構築はゴーレム、星遺物星杯という2枚の不純物を採用しなければならず、それ以上に増えてしまうとデッキの安定性が著しく低下します。
また、マスカレーナの妨害は、何を出すにしてもパンクラ1枚で解決されてしまうため、課題を克服しているとも言えないと判断しました。
 
②オルフェ機界騎士
前期から機界騎士とオルフェを混ぜた構築自体は存在してましたね。
ギルスは減ってしまったものの、こちらもリサイクラー採用することで形にはできそうではありまし
リサイクラーは誘発を受けてもアルミラージで列形成できる事に加えて、継ぐもので2回目を狙えたりするのでそれぞれの噛み合いはありますが、ただでさえパワーが落ちたオルフェゴールに機界騎士を混ぜるメリットは薄く、"なんとなく噛み合いだけはあるデッキ"になりそうで候補から外しました。
 
③その他の先攻罠構築
クリッターやドラグマ要素を混合したり、召喚獣やその他の前列ギミックを搭載して先攻を取る構築も考えてみました。
しかし、先ほど記載した通りメインからパンクラやコズサイが飛んでくる環境で、ただでさえ微妙な先攻構築をするメリットがないと判断して採用には至らず。
メインギミックで構えられる唯一の妨害の深層がかなり弱い環境であることも相まって素直に後攻構築にするのが良いと思いました。
 
④閃刀姫機界騎士
この型自体は以前から存在していたものの、長らく使っていなかったのは神子イヴやギルス登場以降、星遺物中心で構築することが1番機界騎士を活かせていると考えていたためでした。
今の環境で特に注目したのは対十二獣への圧倒的な耐性で、閃刀姫には元々後攻で強く使えるカードが多いという点も含めて後攻型として組み合わせることにしました。
閃刀姫の後手からの踏み越え性能と戦線維持・対応力の高さ
機界騎士の手数の多さとライフカットの速さ、持久力の高さ
がうまく噛み合い、それなりに納得できる形に仕上がったと感じています。

また、盤面に触れる妨害は3枚ウィドウくらいであるため心もとないかもしれませんが、この型の場合はアーゼウスを出させてしまっても十分返せるため問題なかったです。
というか"出させない"にも限界があるので、"出されても対応できる"構築でないとやっぱり厳しいですね。
 
ちなみに「閃刀ギミックをまわすうえでメインゾーンの機界騎士が邪魔になるのではないか。」という意見を目にしますが、そのように感じたことはほぼなく回し方で解決できる問題だと思います。
 
【閃刀姫機界騎士】の構築はこちら 

 

2020年10月17日から3CSで使用しましたが、同率優勝、ベスト8、準優勝でまずまずの結果だったかなと思います。
特に意識した十二獣とは4回マッチングしましたが、すべてストレートでの勝利だったので狙い通りではありました。
トップシェアの召喚ドラグマには五分といったところでしょうか。
最近の環境は新規カードがでていなくてもメタが周りつづけて安定しませんが、圧倒的な不利対面というデッキも存在しないため採用カードの枚数を調整しながら環境に合わせて戦っていけそうです。
十二獣が環境から少なくなればもっと構築の幅も広がるかもしれませんしね。
 
■おわりに
そんなわけで今回は新ルールから現在までの機界騎士について振り返ってみました。
デッキ内容についての解説はしなかったですが、質問があればTwitterや質問箱に投げてみてください。
週末には新弾発売も控えてるのでどう環境が変わるか楽しみですね
機界騎士で使えるカードがくるといいなぁ
と、言うわけで今回は以上!
 
それでは!
 
 
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